右上葉切除で気管支先行(fissureless lobectomyの一方法)処理するのはどんな場合?
・後方からの小切開でのアプローチ
・高度分葉不全
・巨大な腫瘍で肺門前方での血管処理が難しい
注意点
・気管支動脈の不用意な出血に注意
・肺動脈を損傷すると、特に巨大腫瘍の際は止血が非常に難しい
・気管支が切離された後は、特に頭側では肺が肺動脈のみで縦隔につながる形になる(肺を不用意にひっぱると肺動脈にテンションがかかってあぶない)
fissureless lobectomy の葉間切離のやり方
・自動縫合機はだいたい4〜5本使う
・だいたいの場合は、葉間の線がうっすらとあるので迷うことは少ない
・完成図をイメージすること
・当たり前だが、上下葉間+上中葉間と考える。ふつうの葉間切離の延長と考える。
・ヘミフィッシャーレスというのもある。ヘミフィッシャーレス*2でフルフィッシャーレス。
・上中葉間はベンツマーク型にした方がよりよい肺拡張が得られる

(あとがき)
今までは気管支の手術解剖を学ぶ目的で気管支先行処理を勉強してきたが、今回はその実際の運用法について勉強できてよかった。