なぜ、歴史小説を読むかというと、とりもなおさず自己啓発のためである。

自己啓発のためなら、自己啓発本を読めばいいじゃないかと思われるかもしれないが、自己啓発本よりも自己啓発できるのが歴史小説である。

自己啓発本だと、人生にとって何かのプラスを得られればそれでいいや、的な感じで読んでしまって、人生をどう生きようか、どのような指針で生きようかというところまで思い至ることは少ない。

言い換えるならば、簡単に効果が得られる分、その効果も限定されてくる。

しかし、歴史小説の場合、エピソードが強烈に頭に残るし、何より主人公の人生をみるものだから、自然に人生について考える。

さて、今回『覇王の家』を読んで学んだことは、人間関係を第一にして人生を生きるということである。人間は人間関係でできていることを私はすぐに忘れてしまうので、特に戒めとしていきたいと思ったのだ。

家康の才覚よりも何よりも、最もはっとさせられたのは、この点においてであった。

Toshi

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