仮性動脈瘤は、動脈を穿刺する手技(動脈採血、カテーテル手技など)で一般に起こりうる合併症である。

外科医は、これに対して外科的治療を行うことができる。

本記事では、大腿動脈仮性動脈瘤の外科的治療について解説する。

まず、大腿動脈を露出する。

大腿動静脈にアプローチするときは、鼠径靭帯より下で、縦方向(頭尾側方向)に切開する。
動脈が触れるところの直上で切開してよい。

CFA(総大腿動脈)は、SFA(浅大腿動脈)とDFA(深部大腿動脈)に分岐する。
そこを捕まえてCFAとSFA両方ともテーピングする。

瘤をみつけたら切開し、中の血種を除去する。さらに尾側まで大腿動脈を露出すると、瘤のエントリーがみえるはずだ。
そうしたらその部分を何等かの方法で止める。
まあ一番早いのは後壁をひっかけないように(血管を閉塞させないように)注意しながらZ縫合することであろう。

その他、スペンサーで挟んで縛ったり、ごくわずかなエントリーホールなら電気メスで焼灼したり、ということも考えられるだろう。

皮下脂肪組織および皮下を縫合し、手術終了とする。

Toshi

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