外科には間膜処理という概念がある。

間膜とは、腸管を切除する際に、その腸に行く通り道の血管を包んでいる膜のことだ。

間膜処理とは、腸管を切除する前に、間膜につつまれた血管やリンパ節を処理しておくことだ。
腸管切離の前には必ずこのプロセスが必要になる。

間膜処理には、単なる切除の血管処理と、リンパ節郭清の大きく2つの意味がある。
(単なる絞扼性イレウスの腸切除なら、血管処理のみ(腸管にそって末梢の血管を結紮切離する)でよいし、リンパ節郭清も含むなら、扇状の切除を行う。少しでも扇状に切除する場合は、中枢側の太い血管をしっかりしばって切離することは避けられない。)

要するに、扇形の弧のように切開するか、弦のように切開するか、半径を切開するかの違いだ。この3種類を、手術によって使い分けるのだ。

間膜は、3枚に下ろす。膜と、膜と、血管を含んだ脂肪層だ。一気に貫こうとすると出血するから、まずは膜と脂肪の間にケリーを入れよう。

Toshi

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