以下はすべて、出血させないための知識である。

PHAの背側にすぐ門脈がある。その背側には太い太いIVCがある。

胃の静脈の大まかな解剖。

LGV系と、LGEV系があり、LGEV系のほうが複雑。

開腹したら、まず、大網を横行結腸から剥がす。LGEV、LGEAを結紮切離して処理。

右へ行き、RGEV、RGEAを結紮切離して処理。副右結腸静脈に気をつけること。

(RGEAとRGEVを対であるとは考えない方がいい。)

次に幽門下動脈、静脈を処理。ここが6番リンパ節。幽門下動脈、静脈は、それぞれGDA、〇〇から出ている。

〇〇と敢えて書いたのは、バリエーションがあるためだ。

幽門上の5番リンパ節を郭清したその後、青いエシュロンで十二指腸側の胃を切離。

断端は縫合かけた方がいい。胆汁漏が普通に起こるためだ。

次に、PHAを探して、そこから分岐するRGAを処理しにかかる。この付近が12a。

CHA周囲、膵上縁が8a

左胃静脈はコロナリーとも呼ばれるが、これも処理。(変異が多いので必ず事前に画像チェック!)

それから、CAの分岐を求めて郭清。CAはまず左胃動脈を出す。この根部が#7。CA自体の根部が#9。

脾動脈と脾静脈(静脈のほうが深部にある)の間にある11pリンパ節を郭清する。

左胃動脈を結紮処理。

血管処理とリンパ節郭清(まだ全然記載してないが)が終わったら、二段階に胃を切離。エシュロンゴールド。

開いて癌からのマージンがしっかり取れているかを確認する。

OKなら、ルーワイ再建。

ルーワイ再建はまず、トライツから20cmほどのところをエシュロン青でカット。(もちろん間膜処理後)

クロスさせるようなイメージで、胃のステプルの下側にドッキング、その際後結腸経路にするために横行結腸間膜に孔をあけるが、血管を傷つけないように注意。

次に、ワイになるところを作る。これは、腸カンシでそれぞれをはさんで、ギャンビー吻合。

それでおわり。

温かい生食2Lで洗浄。

後は、閉腹して、セプラ入れて、創洗浄して、閉創。

おわり。

Toshi

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