胸腔鏡で行う。5mmポート*2 12mmポート*1で行う。

ファーストポートは第7肋間・肋骨上縁で開胸する。

創傷治癒遅延の原因となるため、表面はあまり焼かないこと。

皮膚と皮下脂肪を切った後に、前鋸筋および肋間筋をcutして、ペアンで分け入る。

開胸できたら小指をまず入れて、そのあとトロッカーを入れる。

トロッカーは結構短い。カメラを入れて、2個目3個目のポートを入れる。

胸腔内をよく観察して、ブラをみつける。ツッペルで分け入る感じ。

ブラをみつけたら、リークテストを行う。

生食を胸腔内に入れる。

麻酔科医に依頼して、患側の肺を徐々に膨らませていく。

ある程度膨らませたら、ややデフレートして、ツッペルで視野を取る。

また膨らませる。これが明らかに病変だと思われるものを見つけられたら、そこで終了。

見つけられない場合は、探す。(肺をがっつり押すときは、基本的に大コットンを使う。小コットンは微調整のみ。小コットンで肺をがっつり押してはいけない。損傷する!)

まず肺把持鉗子で病変部の根本をクランプ(ちょうどスペンサーで止血するような感じ)し、

一度普通のドベーキー鉗子で模擬切離を行い、

エシュロンゴールドで切離(×縫縮)する。(2022/10/26追記:空気がもれそうなブラには、補強剤がついたエンドGIAリンフォースを使った方がいい。最近はエチコンのものもある。)

エシュロンの使い方は、はじめに大きな引き金を引いて固定、次に赤い小さな引き金を引いて起動、最後に中くらいの引き金を引いてファイアーする。その後はリバースボタンで元に戻す。

ブラはふつうにとりだす?

その後再び断端のsealing test。水を入れてから徐々に膨らませていく。

エアリークがなければOK。

最後に止血確認して、ドレン挿入、閉創。

この時の詳しい手順を述べる。

ドレーンはポートを残したままでいれる。

ドレンは内筒つかって、カメラ見ながら入れていく。入ったと思ったところで肺をふくらませ、再び位置を確認する。

ポート創を胸腔鏡で確認しつつ抜く。

カメラポートは逆側からカメラ入れて確認する。

以上。

ドレンの固定法は、3個の水平マットレス縫合。閉創とドレン固定をかねた素晴らしい方法。

両端の糸は、すこし遊びをもたせて結び、ドレン固定。そして、中央の糸は結ばずにドレンにくっつけておく。

太い糸で閉胸、その後表面をモノシンで真皮縫合して終了。

(以下、2022/10/26追記)

ネオベールシートとベリプラストPを用いた断端被覆(補強)について述べる。

ネオベールはカットして、ベリプラストのA液で漬物にする。

それを断端にのせる。その上からベリPのA+B混合液(実際はあのダブル注射器で噴霧する)をかける。

これをサンドイッチ法という。

さらに必要なら、この上からサージセルガーゼ(サージセルコットンでなく)を置いたり、自己血をかけたりして補修する。

(2022/10/27追記)

胸腔鏡下で乾いたネオベール入れる場合は「花開き法」で行う。

当たり前だが、膨らますとブラがよく見える。

Toshi

(2023/6/3追記)

 術後の再発率は、KDM先生たちの報告によると、8−13%らしい。けっこう高いな。

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