【開窓術 fenestration もしくはopen window thoracotomy】
いわずと知れた開窓術。
CTでしっかりどこを開けるのか確認して、無理はせずに、
しっかり後側方切開で開けて、頭尾側方向をたてにみた時にHかI(大文字のアイ)の形に切開。
肋骨を最低2本は切離して
2号ナイロンとかで胸膜胸筋と皮膚皮下組織を、骨を隠すように内翻で縫い合わせて
終了。しっかりガーゼドレナージを行う。
【胸郭成形術】
開窓術後などに、「スペースを埋める」ための手術。
あと、慢性結核性胸膜炎で肺がどう考えても伸展しないと考えられるような場合に用いる。
【胸壁腫瘍】
腫瘍の鑑別とかについてはよくわかってないが、とりあえず開窓術の応用って感じ。肋骨切除したりするね。
肋骨切除といえば胸壁合併切除などの拡大手術ともつながってくる。
→なじみの開窓術、胸壁合併切除、胸壁腫瘍手術をつなげて考える。
(2023/9/7追記:第三肋骨以下の胸壁合併切除はそんなに難しくないらしい。第一、第二になると難しいらしい。SSTの定義は?→第二肋骨より上の胸壁に浸潤してる腫瘍。第二肋骨以上をとるのは難しい。第二肋骨は後斜角筋ついてるし。 SSTの手術は胸郭出口の解剖に精通していなければならず、特殊である。)
【漏斗胸】肋軟骨の病態。
・Ravitch法:本当に切り貼りして漏斗胸を治す
・Nuss法:バーを挿入して肋軟骨を矯正する。小児に対して行う。
成人に対しては、そのままNuss法を用いることはできない。(肋軟骨がそんなに柔らかくないから。)
(2023/9/20追記:21歳くらいの女性にやってるのを見た。バーは挿入可能。バーはつねに胸郭の外。胸骨の上を通ってる。はずだが。やっぱりよくわかってないな。
いや、肋軟骨を押し上げるんだから、やっぱりそこは胸郭の中を通さないとだめなはず。形成の先生が詳しい。)
(2025/08/05追記)
非対称性の補正はバーで
稜線を描いて。骨性胸郭へのバーの入り口は、稜線と再下点をもとに決める
皮膚切開位置はどこでもよいが、操作がしやすいのは骨性胸郭へのバーの入り口の5センチ外側くらい。
バーの通り道をイメージして胸腔内へアプローチ
ポイントは?
患者選択(若くないとだめ、あまりにも非対称が強いものは治りにくい)、IC(どれくらい良くなるか、合併症、リスク)
適応Haller index3.25以上が適応 Haller indexはCTではかる
手術手技…バーそのものの形と、バーの挿入計画(位置)。以上はセンス。それを確実に実現すること。(それを協力にサポートするのが呼吸器外科医です)あと、そのあとバーが動かないようにする(上下動防止+ひっくり返り防止=スタビライザー)
周術期マネジメント…感染ないように、痛みのコントロールは硬膜外麻酔で。痛いから!
そら痛いわな(笑)
手技書ももらったので学会論文ファイルにはさんでおく。
(追記おわり)
少しでも知っておいた方が、何も知らないより全然いい。
Toshi