フィッシャーレスロベクトミーでは、葉間の視野をつかわずにロベクトミーを行う。
前と後ろの視野だけということだ。前と後ろの視野だけで脈管の処理を行なって、葉間は自動縫合機または匍匐前進法(間膜処理みたいな感じ)で切る。
VABをすべて切った後に、上中葉間も上下葉間も(もちろん認識はするが)ひとつづきにビヤーって切っていく。
これは呼吸器外科医ならかならず身につけておかねばならない手術手技の一つだ。
Toshi
追記8/26
ロボットでもこれを行わないといけないことがある。気管支先行処理を行えばリークをおこさずにすみやすい?とはいわれるが、結構疑問だ。(ロボット手術中はよくても、手術終わってからリークの経験が・・・)
解剖が不明瞭なまま切ることにもなりがちなので、できるだけ気管支先行処理はしないほうがいいと思う。
(2023/2/26追記:fissureless lobectomyは、気管支先行処理を行うもの(後ろから見て気管支を通す)と、行わないもの(前から見て気管支を通す)に分かれる。当然おすすめなのははPAとかリンパを全部処理したあと、前から気管支を確保することだ。)
(2023/8/15追記)
<fissureless lobectomy の葉間切離のやり方>
・自動縫合機はだいたい4〜5本使う
・だいたいの場合は、葉間の線がうっすらとあるので迷うことは少ない
・完成図をイメージすること
・当たり前だが、上下葉間+上中葉間と考える。ふつうの葉間切離の延長と考える。
・ヘミフィッシャーレスというのもある。ヘミフィッシャーレス*2でフルフィッシャーレス。
・上中葉間はベンツマーク型にした方がよりよい肺拡張が得られる
