免疫チェックポイント阻害薬(以下ICIと記す)とは何か:

ICIとは、T細胞の抑制を解除することで、がん細胞に対する免疫応答を高める薬剤である。

抗腫瘍効果を狙って悪性腫瘍の薬物療法に用いられている。

京都大学の本庶佑博士らが開発したニボルマブを皮切りに、現在では多くのICIが開発され、臨床応用されている。

ICI併用療法とは何か:ICI併用療法とは、現存する癌治療法(すなわち外科手術、化学療法、放射線療法)のいずれか(複数も可)にICIを併用するものを言う。

ICI併用療法には、ICIを併用しない治療法と比べてより高い腫瘍制御効果が示されたものが存在する。

なお、癌腫によっては、ICI単剤そのものが治療の第一選択となる場合もあり、その第一選択のICIが有害事象、効果不十分などで使えなくなった場合にその後従来の化学療法等を用いる場合もある。

ICI併用療法には具体的にどのようなものがあるか:

ICI併用療法の具体例としては、例えば肺癌領域では、IV期の肺癌においてPemrolizumab単剤の有用性のエビデンスが存在する。また、近年では手術との併用療法で周術期治療も発達してきており、切除可能肺がんに対する術前化学療法+術前ニボルマブ(ネオアジュバント免疫療法)=CheckMate816レジメンや、術前化学療法+術前Pembrolizumab+術後Pembrolizumab=KeyNote671レジメン、術後化学療法としてatezolizumabを用いるIMpower010レジメンなどが臨床応用されている。

ICI併用療法の現状の問題点:

ICI併用療法の現状の問題点としては、irAE(免疫介在有害事象)すなわちICI特有の有害事象(1型糖尿病、副腎不全、甲状腺クリーゼ、間質性肺炎、大腸炎など)の制御(困難な場合がある)がある。これに関しては、irAEリスク因子の特定や注意深いフォローアップ、腫瘍内科と各種専門科との連携が重要とされている。

また、免疫チェックポイント分子(例:PD-L1)の高発現にもかかわらずICIが奏功しない症例や、逆に低発現にも関わらず奏功する症例も存在し、なんらかのバイオマーカーによるICI効果予測法などの開発も待たれるところである。

上述の問題点を克服するためにどんなことが考えられるか:

大腸炎は自信がない

KN671だけII-IIIB

ほかは(CM816とIM010 は)IB-IIIA

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