肺癌の質的診断
pure GGOが本当に肺がんか?partial solidが本当に肺がんか? solidが本当に肺がんか?
初回の場合は、経過観察も手。
経気管支鏡肺生検(TBLB)行いたい。または、CTガイド下生検。
血清腫瘍マーカや標本の分子マーカ(免疫学的マーカ)なども適宜用います。
末梢型で生検困難な場合、または生検しても悪性細胞が出ないが非常に肺がんが疑わしい場合→部分切除して、それを迅速病理に出して、悪性の診断が確定したら葉切除などの手術へすすみます。
喀痰細胞診とかも行いましょう。
小細胞肺癌やステージ4(遠隔転移あり)の場合は、ケモラジが標準治療。
肺癌(非小細胞肺癌)の量的診断
非小細胞肺癌は、まずステージングする。リンパ節転移の診断にはPET-CTが非常に強力な手段を与える。縦隔は構造物が結構わちゃわちゃしてるからね。
Stage II(どんな人?→Stage IIには原則的、基本的にリンパ節転移はない。例外:N1でT1だとIIB。)までは絶対手術。
Stage IIも結構わかれる気がする。どんな風に分かれる?⇨基本的に腫瘍がある程度大きいがリンパ節転移がないというのがStage II。例外は、T1N1の場合で、この場合はStage IIBになる✅
Stage III以降はケモラジが標準治療。
手術後は、術後補助化学療法を行う。UFT(S-1とは違う!)のみ行う人と、シスプラチン+VNB(ビノレルビン、商品名ナベルビン)を行う人に分かれる。
どういう人にUFTを、どう言う人にプラチナ製剤を併用すればよいのか?⇨T1aはアジュバントなし。それ以外のStage IはUFT。Stage II以上はプラチナ製剤(シスプラチン)併用。
Stage IIまでは手術といったが、標準治療は葉切除。ただし最近は手術の術式も多様化している。
まず、リンパ節郭清。普通ND2a-2まで行うというが、リンパ節郭清の範囲はどうやって決めるのか?
また、区域切除が望ましい場合、部分切除が望ましい場合がある。
どういう場合に区域切除や部分切除などの縮小手術を行うか?→Stage IAかつ最大腫瘍径2cm以下で、総合的に判断して縮小手術が可能な場合は考慮してもよいとされている。JCOG試験のあの表が大事。(ただしあの表は末梢肺野の肺癌を対象にしている)
また、induction therapy(術前化学療法)も行われる場合がある。どういう人に、induction therapyを行うか?
→基本的にIIIA N2症例
induction therapyを行ってもN2(縦隔リンパ節転移陽性)の場合→基本的にはCRT。
N2 IIIAは一番悩ましい!呼吸器外科医を含めた集学的医療チームで検討する必要がある。
Toshi
(2023/6/8追記)
手術の結果予期せぬN2なら、術後照射を検討。(推奨されているわけではない)