給食のウズラの卵で小1窒息死か 歯が生え変わる低学年に高リスク 救急車待たずに除去を

配信 2024年2月28日 09:56更新 2024年2月28日 15:01産経ニュース

福岡県みやま市で小学1年の男子児童(7)が給食を喉に詰まらせ死亡した事故では、給食のみそおでんに入っていたウズラの卵が原因とみられている。低学年の児童は歯が生え変わる時期で噛み切れずに、のみ込むリスクがあり、専門家は卵を切ったり、給食のメニューから外すことも検討すべきだと指摘。万一、喉に詰まらせた場合は救急車の到着を待たず、即座に取り除く行動を始めるよう求めている。

今回の事故で、給食に入っていたウズラの卵は、長さ約3センチ、直径約2センチだった。日本小児科学会は、ウズラの卵を「窒息を起こしやすい食品」の一つに挙げて注意を呼びかけている。


平成27年にも大阪市で当時小学1年生だった女子児童が給食のウズラの卵が原因とみられる窒息で死亡している。子供の事故予防に取り組むNPO法人「Safe Kids Japan」の理事長で小児科医の山中龍宏さんは、「小学1年生は、まだ歯が生え変わる時期で、歯がない状態で噛み切れず、そのまま喉頭に入り込んでしまうリスクもある」と指摘する。のみ込む力も発達していない小学1~2年生には、卵を切って与えるか、給食に出さないことが重要だと言及した。

また、食べ物が喉に詰まると、6分以上の窒息で死亡の危険が増し、10分で生存率は50%になるとされる。救急車の到着を待つ間にタイムアウトとなる可能性もあり、山中さんは「1分1秒でも早く異変に気づき、対処することが重要だ」とも語る。

窒息すると、言葉も出なくなり、両手で喉をつかむ「チョークサイン」や、目を白黒させたりする症状が起きる。対処法としては、1歳以上で反応のある場合、お腹の上部を斜め上方に圧迫し、気道の異物を取り除くハイムリッヒ法(腹部突き上げ法)などがある。日本医師会は、ホームページで、「気道異物除去の手順」を紹介している。

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