外科といえば、ドレンだ。

手術後は必ずといっていいほどドレンを入れる。それは、多くの場合「保険」のような役割であることが多いのだが、

保険ということは、まさかの時には、ものすごく大きな力を発揮する。

ひとつは、もちろん、ドレンによって出血や感染などの異常を察知することであるが、

ドレンがそれ以上の働きをすることがある。

すなわち、ドレン自体が治療となるのだ。

その治療のターゲットは、おもに膿瘍腔だ。逆に、膿瘍腔がないのなら、ドレン治療はあまり功を奏さないことになる。

だから、治療効果判定には、膿瘍腔の造影を使う。

週に2~3回の造影と、それにともなうドレン交換を行うことが治療となる。

もちろん、いいドレン治療をするには、最初にいい場所に置いてこないといけない。それは、手術後疲れながらドレンを入れる「あのとき」にかかっている。

だから最後まで決して気を抜けないのが手術というものなのだ。

Toshi

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