%DLCO=実測DLCO/予測DLCO.
DLCO'で出すと...?予測が大きくなるんかな。だから%DLCOが小さくでると。
まあそういう理解でいいか。
F大学の教授の先生がえらい気にしてた(笑)
肺拡散能測定 DLCO と DLCO’の乖離はなぜ起こるのか
◎関根 敏勝 1)、新垣 直樹 2)、中塚 賢一 1)、橋本 安貴子 1)、森井 眞治 1)、瀧口 良重 1)、大石 博晃 1)、赤水 尚史 3)
公立大学法人 和歌山県立医科大学附属病院 1)、和歌山県立医科大学
『はじめに』肺拡散能力を評価する際には DLCO と DLCO’が用いられ、両者の相違は肺胞気量の求め方にある。 (DLCO:吸気肺活量+残気量(IVC+RV)=肺胞気量 (VA) DLCO’:He の希釈率による肺胞気量(VA’))今 回我々は、肺拡散能力検査において測定されるそれぞれの データの乖離について検証したので報告する。 『方法』2011 年 7 月から 2016 年 6 月まで精密肺機能検査 を施行した 3010 名の内、DLCO 測定時サンプル量を変更し た症例を除外し 1754 名を対象とした。平均年齢は 66 歳 (男性 1167 名、女性 587 名)。検査装置は、チェスト社製CHESTAC8800、CHESTAC8900。FRC 検査は He 希釈法、 肺拡散能検査は一回呼吸法にて行った。検査結果より、DLCO と DLCO’の差を求め、スミルノフ・グラブス検定を 行い、外れ値群を抽出した。対象を外れ値群(14 例)と非 外れ値群(1740 例)の2群に分け、単変量解析(マンホイ ットニー検定)と多変量解析(ロジスティック回帰分析) を用いて、結果に影響する因子を抽出した。抽出した因子 の外れ値診断能につき AUROC 値で比較した。
内科学第二講座 2)、和歌山県立医科大学 内科学第一講座 3)
『結果』単変量解析では年齢(73.3±10.9vs66.2±12.5、 p=0.014)、FRC(5.18±1.28vs3.12±0.93、p<0.01)L、DLCO(22.64±5.53vs15.47±5.63、p<0.01)mL/min/mmHg、 VA(5.53±0.90vs4.00±1.00、p<0.01)L に有意差を認めた。 さらに多変量解析を行うと DLCO、FRC、VA、ERV が影響 する因子として抽出された。AUROC 値は FRC が最も高く (AUC=0.92)、外れ値診断能に優れていた。 『考察』DLCO が外れ値群で高値を示した背景は、He 希釈 法で行う FRC 検査で得られた VA が実際より大きく算出さ れたためであると考えられる。FRC 検査は 3~5 分間マウ スピースを用いて息漏れなく安静呼吸を持続しなければな らないので、高齢者では検査時の姿勢等も配慮が必要にな る。外れ値群では FRC 測定時の FRC 曲線がフラットにな っていない症例や、一定の安静呼吸が継続できていない不 良例が多くみられ、息漏れが検査結果に影響していると示 唆された。『結語』DLCO と DLCO’の乖離には FRC が最 も影響している。FRC 曲線が安定していない症例では結果 の判断を慎重に行い、要すれば再検査すべきである。