呼吸器外科らしい手技。ただし頻度は多くはないので、シンプルなやり方を一つ確実に覚えておけばいいと思う。
まず、気管支形成の種類として(deep←つくこともつかないこともある)wedge(楔状切除してから、気管支縫合)とsleeve(完全に切ってから、気管支縫合)がある。スリーブは、右スリーブ上葉切除とか、本でよくみるアレだ。
気管支は、膜様部と軟骨部があるところでは層層で縫える。
4-0PDSで縫う。
ステイスーチャーを両端にかける。
後壁を両端に針がついた糸で連続縫合で縫って、端っこは糸をきって、スペンサーでもって置いとく。
ステイスーチャーと、スペンサーで把持して置いといた糸を結ぶ。
(イラストのように、ステイスーチャーは後からかけてもよい。←7/4追記)
前壁は単結節縫合とする。はしっこはその都度結んで糸を切る。真ん中は切らずにもつ。
リークしそうなところ(見えるところの、奥の方)は連続縫合にする。
Toshi
(7/5追記)
気管支形成の術後1日目は、気管支鏡を行う。
(7/4追記)
イラストで図解してみた↓

(8/8追記)
・よく考えたら、中身が少ない(というか空っぽ)ので楽である。腸管吻合や血管吻合より楽でしょ?
・気管支切離の前に、大ステイスーチャーをまずかけること。
・気管支吻合の前に、肺靭帯を切って、下葉を頭側へあげてくる。そして、横隔神経をわざとクリップして麻痺させることもある。
・気管支は、黒い尖刃で切る。このメスは柄が長い。
・断端をゲフリールに出す。断端陰性を確認する。上皮内癌△ 浸潤癌×。
・気管支形成のポイントは、長さ、テンション、血流。血流なるべく残すことを考える。
(2023/5/13追記)
手術直後は、気管支内腔むくむ。むくみはそのうち取れてくる。(国がん 渡辺先生)
(2023/11/18追記)
・奥を連続で縫うのは、移植の方法らしい。知らず知らずのうちに、肺移植に手を染めてたということか笑
・両端針であることに注意して、内→外 内→外とかける。
・deep wedgeのときは、できるだけ深くした方が、気管支が折れない。あと膜様部の見え方に注意
・テンションを調整するための周囲のリリースにも気を配る。
・血腫の人はこちらから見に行くくらいで
