・開胸手術の心得

開胸手術では、第一助手、第二助手は術者の欲しい視野を出していくべきであるが、

見ているものが術者、第一助手、第二助手で全く違うことに留意すべきである。

そういう意味で、開胸手術の術者はいいかもしれないが、開胸手術の助手には、相応の想像力が要求される。

これには普段からトレーニングが必要である。

僕らの世代は、正直開胸手術に慣れていない。これは非常に由々しき問題だと思う。

日々のトレーニングでカバーするしかない。

・前方腋窩開胸の心得

前方腋窩開胸は、開閉胸に関しては難しくないが、いくつか注意すべきポイントがある。

創の出し方に注意しよう

電気メスの使い方に関しては、前よりもうまくなったと思うが、前鋸筋の層をしっかり出していくことが大事である。前鋸筋は浅層と深層を意識する。

thoracodorsalはよけるか処理するか。

前方腋窩開胸の全体像については下の図を参照。(図1

閉胸のときも、胸背動静脈および肋間動静脈に注意する。(針でやっつけないように!)

骨に穴あける場合は肋骨の真ん中にあける。

後から血腫作ってリオペになった例があるとI先生から聞いた。

・開胸部分切除はどういう時にやるか

リオペの時だよね。23年前に右下葉切除した後で、上縦隔郭清までやられてる人の右上葉異時性多発肺癌とか。区切したいけど葉間だせない、縦隔入れないで血管が出せないとき。

大きく部分切除。開胸していればほぼ四角形みたいな切除が可能。

・呼吸器外科のAlbert-Lambert(間違いです!水平マットレスタイオーバー法)

自動縫合機無しで肺を切る技術は重要である。これを持っていてこそC社やJ社にモノが言える(笑)

次開胸部分切除をやる機会があったらぜひやってみたい。

言葉で言えば、①鉗子でかんで②水平マットレスで行って③ロックして

④鉗子をじわーと離して、少し切り口を締めて⑤連続縫合で戻ってくる⑥最後に端っこの糸と結んでこんにちは

これを「呼吸器外科のAlbert-Lambert」という。(注:間違いです!水平マットレスタイオーバー法です!)

呼吸器外科にもあったんだ。図で書くと下のようになる(図2

(2023/3/5追記)

↑このやり方の名前だけど、Overholtかな。多分。

(2023/9/13追記)

似たようなことをKWSM先生とのオペでやった。

そんときは多分、両端針だったから、最初に結んで残した側の針で追いかけたな。

追いかけるのも、戻ってくるのも、結局は同じだな。

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